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作曲

DTMで挫折しそうなあなたへ。音楽未経験から作曲できた5つのこと【経験談】

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初めまして。音楽を制作することが趣味の昼野といいます。

あなたはこんな事を思った事がありませんか?

DTMを始めたはいいけど、何から手をつけていいか分からず今にも挫折しそう…

実は私も、機材を揃えてDTMソフトを開いたものの、何から始めていいか分からず1ヶ月間何もできない時期がありました。でも、音楽未経験の状態から半年かけて、ついに最初の1曲を完成させることができました。

この記事では、そんな私が「音楽未経験から、1曲を作り上げるまでに実践して効果があったこと5つ」を、実体験に基づいてご紹介します。

あなたの作曲ライフの、一ピースになれたら幸いです。

短いですが、私の作った曲を少し載せて置きます。

一度作り上げると楽曲制作のハードルが下がって、どんどん作れるようになりますよ。

1.音楽未経験だからこそ理論を学ぶ

音楽理論って学んだ方がいいのかな…

このような、疑問を持っている人は一定数いると思います。

しかし

音楽未経験な人こそ音楽理論を学ぶべきです。なぜなら、音楽理論はロジックで曲作りを支えてくれるからです。

理由を3つ話します。

  • 音感がなくても不協和を理解できるようになる
  • コード進行を理解して、すぐに覚えることができるようになり、楽曲制作に活かせる
  • 音楽理論を学ぶことは楽しい

音感がなくても不協和を理解できるようになる

あなたは不協和音の意味を知っていますか?

意味は音と音がぶつかり、耳障りになる可能性がある音のことです。

DTMを始めたばかりだと、音がぶつかっていても気づくことができず、聴きづらい曲になることがあります。

ですが、安心してください。

音楽理論を学ぶことで、音感がなくても「不協和音」の正体を理解し、音のぶつかりを避けることができます

不協和音(不快な音のぶつかり)には、

  • ドとド#(半音のぶつかり)
  • ファとシ(トライトーン)

といった、音楽のルール上、ぶつかりやすい音の組み合わせがいくつかあります。

音楽理論の知識があれば、どの音がぶつかりやすいか「知っている」状態になるため、感覚に頼らなくても不協和音を避けることができます。また、あえて不協和音を使い、曲に緊張感や奥行きを生み出すといった、より高度な表現も可能になります!

コード進行を理解して、すぐに覚えることができるようになり、楽曲制作に活かせる

DTMで作曲をするには時、コード進行の理解があると大きな武器になります。

コードにはそれぞれ役割があり、その役割を理解することで、曲にストーリー性を持たせることができます。

例えばキーがCメジャーだと

  • Cがトニック
  • Dmがサブドミナント
  • Emがトニック
  • Fがサブドミナント
  • Gがドミナント
  • Bm7-5がドミナント

などコードの役割の名前があります。

音楽理論を学んでそれぞれのコードの役割を理解できるようになると、好きな曲を聴いたときに「このエモさはこのコード進行が理由だったのか」というように、コード進行を瞬時に分析できるようになります。。

コードの暗記も早くなり、作曲の引き出しも格段に増えていきます。

音楽理論を学ぶことは楽しい

音楽理論を学ぶことは楽しい!!!

実は音楽理論を学ぶことは、思っている何倍も楽しいです

今まで見えていなかった、音楽の構造やルールを理解できるようになるのは何とも言えない感動があります。普段の音楽の聴き方がガラっと変わりますよ!

学ぶ媒体によっては楽しくなくなったりもするので、私が学んでいて一番楽しかった媒体を紹介したいと思います。

一番楽しかった媒体はあるYouTubeの講座動画です。

僕は何度も見返して、助けられてきました。

そのYouTubeの講座動画は

おざしんミュージックさん

「誰でもわかるコード進行講座」です。

この講座は全部で30回ありますが、最後まで見ればかなりの音楽理論の知識が身につきます。part20まででも、作曲に必要なコード知識の大部分を習得できます。

動画自体が最後まで面白いので、飽きずに最後まで見られるはずです。ぜひ一度見てみてください。

お世話になりました。おざしんミュージックさん。

2.作曲のために楽器を始める

作曲を始めようと思った時、私は

何か一つ楽器ができないとダメなのでは…?

と考えました。

そこで私はアコースティックギターを始めました。今では、本当に始めていて良かったなと感じています。作曲目的だと、コードを簡単に鳴らせる、ピアノかギターがおすすめです。

ギターを始めて

  • 音感が身につけられる
  • コード進行をたくさん覚えられる
  • より気軽に作曲を始められる

3つのメリットがありました。

音感を身につけられる

ギターを始めることで、メロディの音感と、作曲において大いに役立つコード感を身につけることができます。

コード感とは、コードを識別する音感の事だと思ってください。

コード感を持っていることで、歌いながら即興でコードを付け、オリジナル曲を作ることが可能になります。

コード感を身につける上で私がお世話になったYouTubeチャンネルが、

アコギ弾き語り専門ラボ / クルーニー さんです。

この動画は、ギター初心者を上級者にするためのエッセンスが詰まっており、コードの役割や性格を理解できるようになります。

本当におすすめなので、ぜひ見てみてください。

コード進行をたくさん覚えられる

コード譜サイトを見ながらたくさんの曲を弾き語ることで、コード進行を覚えることができます。

このとき、難しいストロークができなくても、コードを一つずつ鳴らす簡単な弾き語りで大丈夫です。

こんな風にギターは簡単でいいので、とにかくたくさん弾き語って、インプットしましょう!

一番おすすめのコード譜サイトは、コード譜が正確な楽器.meです。

より気軽に作曲を始められる

楽器が弾けないとなると、DAWソフトを開かなければ作曲を始めることができません。楽器が弾けるようになると、朝起きてふと楽器を触っていたら1曲できていた、ということもあります。

本格的な演奏はできなくても、コードを少し弾けるようになるだけでも十分です。ギターであれば、3ヶ月もあれば習得できます。

楽器が弾けることで、作曲がより身近な存在になり、作曲のハードルも下がりますよ。

DAWはとりあえず触ってみる

DAWは、使い方動画や攻略本を長時間見るよりも、とりあえず打ち込んでみたり、自分で触って覚える方が良いと思います。(私はStudio Oneを使用しています。)

私もYouTubeや本で学びましたが、見るだけでは使いこなすことができませんでした。軽くYouTubeや本で学んだら、あとは自ら触ってみて、分からないところがあったら調べる、という形で良いでしょう。

ですが、調べても疑問が解けないこともdtmではあると思います。

その対策として月額制のオンラインサロンに入って、質問することも、一つの手だと思います。

私はYouTubeでDTMの解説動画を投稿している、しーたけびーつさんのオンラインサロンに入っていました。

しーたけびーつのDTMサロン『C-takesalon.』 | オンラインサロンnavi

オリジナル曲を添削してくれたり、分からないところを聞けたりできるので、おすすめです。

しーたけびーつさんお世話になりました。

楽器知識をつける

作曲をする上では、楽器奏法やそれぞれの楽器の得意な音域などを知っている方が良いです。どんな楽器でも、演奏動画をたくさん見てみることがおすすめです。

各楽器で効果があったこと

  • ピアノ:ペダル、特にサステインペダルを理解する。
  • ギター:ハンマリング・オンやカッティング、アルペジオなど、主要な奏法を知る。
  • ベース:ルート音とルート音から5度の音、ゴーストノートを理解する。
  • ドラム:ゴーストノート、定番ドラムパターンを覚える。

楽器知識をつける上でこのライブ動画シリーズがおすすめです。

楽器知識を付ける取っ掛かりとして、お世話になりました。

またリズム楽器を学ぶ上で、SoundQuestのリズム理論を学んでみてください。音楽理論とはまた違う視点なので面白いですよ。

ミックス・マスタリングはAIに任せる

せっかく作曲したのに、ミックスやマスタリングが難しすぎる…。本当はもっと作曲に時間を使いたい…。

このように感じているDTM初心者は多いのではないでしょうか。

私も、ミックス・マスタリングの工程に直面したとき、「これはやりたいことではないかも」と感じた一人でした。

そんな時、AIミックス・マスタリングツールに出会いました。私はiZotope社のNeutronOzoneを使っていましたが、初心者はこうしたAIツールの活用が重要だと考えています。

ミックスの壁をAで乗り越える

ミックスの大きな壁は「音作り」です。自分で録音した楽器の音などは、適切な処理を施さなければ、曲全体の中で浮いてしまいます。

Neutronは、この課題をボタン一つで解決してくれます。

AIが楽器に合った音作りを提案してくれるので、専門知識がなくても質の高いサウンドを実現できます。有料の音源(元々良い音)でも、Neutronを使えば音の雰囲気を簡単に変えられるため、さらに表現の幅が広がりますよ。

さらに、最新のNeutron 5は、AIが各楽器の音量バランスまで自動で整えてくれるため、Neutron一つでミックスが完成します。

ミックスではこの本にお世話になりました。ミックスの入門の本として、おすすめです。Kindle Unlimitedに入っているので、ぜひ読んでみてください。

音圧アップのためのDTMミキシング入門講座! (DVD-ROM付) | 石田 ごうき |本 | 通販 | Amazon

マスタリングはボタン一つで完了

マスタリングは、イコライジングやコンプレッションなど、複数の複雑な工程を経て完成します。最初は何が正解か分からず、試行錯誤の連続になりがちです。

ですが

Ozoneがあれば、この悩みを解決できます。

ボタンを一つ押すだけで、AIがマスタリングされた音源をいくつか提示してくれるので、時間を大幅に短縮できるだけでなく、Ozoneが提案したサウンドを参考にしながらマスタリングを学ぶことができます。

まずはAIツールを活用してミックス・マスタリングの基礎を学びつつ、時間をかけて自分の耳を育てていくのが良いと思います。

おまけ:集中できる部屋を作る

DAWを触るやる気が出ない…

DTMを始めたばかりの頃、私もこの悩みを抱えていました。

私は何か新しいことを始める時、図書館やカフェなど、自宅以外の場所で作業する習慣がありました。

しかし、DTMは基本的に家での作業です。

このため、「家でも集中できる環境」を作ることが重要だと気づきました。

実際に試して効果があったのは、以下の2つです。

机の配置を変える

ある記事を見て、机の正面を壁に付けると周りの景色が見えず、集中力が下がるという記事を見かけました。

そこで私は読んで、すぐに試してみました。

私は机の正面を壁につけず、窓から外の景色が見えるような配置にしました。

この配置に変えたところ、部屋でのDTM作業が格段にはかどるようになったんです。

ぜひ自分に合った配置を見つけてみてください。

作業する場所の視界にDTM以外の物を入れない

作業部屋をきれいに保つこと、特に机に座った時にDTM以外の物を視界に入れないことにこだわりました。

なぜなら、脳は無意識のうちに視界に入ったものを処理するため、視界に物が多いと疲れてしまうからです。

これを実践した結果、DTMを始めたことで部屋がきれいになる、という嬉しいことも起きました。集中力も上がり、部屋もきれいになるので、ぜひ試してみてください!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、私がDTMを始めたばかりの頃に知りたかった、助けられた情報や動画をまとめてみました。音楽を続けていれば、楽曲制作のハードルはどんどん下がっていきます。

まずは完璧を目指さず、ゆっくりとDTMライフを楽しんでいきましょう!

あなたの音楽ライフが、より楽しく、豊かなものになることを願っています。

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昼野(ひるの)
昼野(ひるの)
WEBライター
Webライターとして活動しています。
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